金魚の糞は地獄の始まりに過ぎない。

先日、久しぶりに大学時代の友人と会った。
大学時代はどうしても元彼との思い出が多く一人だとほとんど思い出さないのでとても新鮮だった。

一番盛り上がったのは"金魚の糞イベント"の愚痴だった。

私たちの専攻では右も左もわからない状態である初年度に、ある職業の方が働いてるところを一日中ついていく(しかも数日間)、という完全に"金魚の糞"になるイベントがあった。

そのイベント自体は自分の不甲斐なさを感じたり睡眠時間が三時間取れればいい方なこと以外は特に大変ではないのだが、その前後が鬼畜なのだ。

1.相手に自分を知ってもらうために履歴書を書く。

これは当たり前じゃないか?と思われるだろうが、履歴書にはまず「なぜその職業を志したのか?」という難関が立ちはだかる。
勿論皆それぞれ理由はあるだろう。だがその理由を書くと
"ありきたりすぎ"
"本当にそうなら違う職業を目指せばよかったのでは?"
"話が嘘臭い"
といったまるで圧迫面接かのような文言が赤ペンでかかれて返ってくるのだ。
文字にされると言われるときより心に突き刺さる。

私の友人は「長所」の欄に、"この大学に入るため勉強を一生懸命やり~~"の様なことを書いた(かなり昔なので曖昧)ところ、
"一生懸命頑張ってこの大学?"
と書かれていた。仮にもこの大学の教授だろう…という気持ちである。更に言えばこの職業になれる大学では偏差値が高かったので、この文言を使っても許されたはずである。

2.何も知らないお前らが行くと迷惑だから授業をしてやる。
初年度の前期と言えば大学に入ってウキウキo(^o^)o
バイトo(^o^)oサークルo(^o^)oオールo(^o^)o
など沢山の予定があるはず。
授業も固定されいざスクールライフを満喫!しようと思ったところ、突然の通達である。
"授業の時間のみを記入し提出しなさい。"
まるで高校の延長のようにガチガチである。
その後しばらくしてから授業以外の所に予定が入っているプリントが配られた。

「この予定表のとおりに授業をしてあげます。部活動やサークル、バイトのような予定には考慮しませんので各自ずらすように。体調不良の場合のみ事前連絡の後診断書持参で振替、それ以外の欠席・遅刻は問答無用で単位に不可をつけます。」

完全にブラック会社のそれと一緒である。
その単位を落としたら一発留年の単位なので皆必死に予定をあけた。
何より酷いのはそのプリントを配った翌日から授業が始まったことである。下衆の極みとしか言えない。
シラバスには勿論この授業のことは一切載っていないのだ。なぜならそれは"イベント"の単位だからである。"イベント"自体は3日間なのでそれのみがシラバスにのっているのだ。

地獄はまだまだ続く。

下書きにあったから投稿してみた🫶